Episode1:災害と付き合おう!
レスキューテクニック
Episode4:救助隊ってこんなのだ!1
Episode4:救助隊ってこんなのだ!2
Episode4:救助隊ってこんなのだ!3
Episode4:救助隊ってこんなのだ!4
No.377 支持搬送
この搬送方法は、子どもや体重の軽い人であれば、この態勢から抱え上げることで、「横抱き搬送」へと発展させることができます。
また、救助者2人で負傷者の両サイドから支持することで、負傷者の負担を軽減することができます。
さら...
No.378 背負い搬送1
救助者が要救助者の下に、潜り込むような感じで、うつ伏せになります。
意識レベルの悪い要救助者は、脱力しているので、微調整をしながらバランスを取りましょう。
態勢が整ったら、あわてることなく、慎重に立ち上がる準備をしましょ...
No.379 背負い搬送2
要救助者の腋に、救助者肩がしっかりと入り込むようにします。
要救助者の両太ももの裏に手を入れ込み、態勢を整えましょう。
要救助者の両手首をしっかり掴み、態勢を固定しましょう。
要救助者の外側の手をしっかりと固定し、...
No.380 横抱き搬送
子どもや体重の軽い要救助者の搬送に適した搬送方法です。
要救助者に協力を求め、しっかりと首に両手を回してもらい、協力してもらいましょう。
しっかりと抱えて膝裏と背部を立ち上がったら態勢が整ったら、女子憧れの「お姫様抱っ...
No.381 ファイヤーマンズキャリー
ファイヤーマンズキャリーですか・・・・私は火災現場で、やったことはありません。見たことも救助したとかも、聞いたことはありません。
どこの消防士が火災現場で、この搬送方法を使うのでしょうか?
火災現場では、煙の中で消防士は...
No.382 前屈搬送
4コマの前屈搬送は、要救助者の腕を掴みますが、搬送中に手が離れたり救助者の腋が開いて、要救助者とと感覚が開いて、バランスが悪くなったりすることがあります。
私の経験上、前屈搬送を確実に行う方法として、要救助者がベルトをしてい...
No.383 シーツ・毛布等で搬送
シーツや毛布と言えば、就寝中や寝たきりの高齢者などが想像できますね。
緊急の場合、このような要救助者を救出するには、シーツや毛布をそのまま使用すれば、迅速に搬送することができます。シーツや毛布を担架の代わりにして、引きずったり...
No.384 前屈2人搬送
この搬送方法は、救助者にかかる肉体的負担は、均等ではありません。足側の救助者の負担は軽く、頭側の救助者の負担は重くかかります。カの強い救助者が頭側に配置しましょう。
要救助者を持ち上げるときに、頭側の救助者が遅れると、傷病者の...
No.385 向い抱き搬送
この搬送方法は、救助者が2人で向かい合う形で、要救助者を搬送するので、救助者の身長に差がありすぎると、バランスが悪くなるので、同じくらいの身長の救助者で行うと良いでしょう。
立ち上がるときは、2人が同時に立ち上がらないとバラン...
No.386 襟首を掴んで搬送
この搬送法方は、迅速性を最優先にした搬送方法で、1秒を争うような緊急時に使用されます。火災の際に煙の中で倒れている要救助者を、1秒でも早く救出するために、要救助者の掴めるところを掴んだら引っ張り搬送するのです。
少々荒っぽいの...
No.387 ロープによる背負い搬送
この搬送方法は、背負い搬送をロープを使用することにより、確実にしたもので、山などのレスキューで、長距離を搬送するのに適しています。
ロープで要救助者をしっかりと背負い固定できるので、救助者の両手が使えるのがメリットです。障害物...
No.388 毛布等を使った担架搬送
この搬送方法は、毛布の中に要救助者を乗せて、複数の救助者で搬送します。この搬送方法を使用する場面を想像したときに、どのような場面が頭に浮かんできますか?
ただ搬送方法を知っているだけでは、役に立ちません。その場面にあった搬送方...
No.389 毛布と棒で担架搬送
この搬送方法を行うには、毛布1枚と棒2本が必要なので、家庭内で何が使えるのかを、確認しておくと良いでしょう。
傷病者を乗せて担架を持ち上げるときは、要救助者の頭側が低くならないように、頭側の救助者がリーダーシップをとり、声を出...
No.390 衣服と棒で担架搬送
この搬送方法は、2本の棒に服を通して担架を作成します。救助者が多くいれば、上着だけで十分ですが、4コマのように救助者が2人の場合などは、仕方なくズボンを脱いで使用しています。
また、棒を上着に通すときは、上着を脱ぐ救助者が2本...
No.391 椅子で搬送
この搬送方法は、背もたれのある椅子を使い、意識のある歩行困難な要救助者の搬送に適しています。
救助者が1人の場合は、救助者が背もたれ側に位置し、椅子を後ろへ傾け前側の足を浮かせ、背もたれを引っ張りながら搬送することができます。...
No.392 挟まりレスキュー
挟まりレスキューの特徴として、その多くは指や手・足などの、身体の一部分をドアや引き出し・柵などで挟むことが多く、緊急性がないものが多いのです。その原因のほとんどが、本人の不注意なのです。
しかし、機械に挟まるなどして、巻き込ま...
No.393 てこの原理でレスキュー
No.394 毛布でレスキュー
どこの家庭にでもある毛布ですが、4コマのように、いろいろなしスキューに役立つものです。
要救助者を乗せて引きずって搬送したり、担架の代わりをしたり、もの運んだり、クッションの代わりをしたり、プライベートを保護するための目隠しを...
No.395 人梯
人梯は、はしごや脚立などの道具を、一切使うこと無く行うできる、レスキューテクニックなのです。
それには、人と人の信頼関係とチームワークが無ければ行うことはできません。いきなり見ず知らずの人と人梯を組んで、レスキューをすることは...
No.396 交通事故レスキュー
交通事故に遭遇したら、まずは負傷者の負傷状態を確認して救護を行いましょう。
次に、二次災害の防止をしましょう。交通事故は事故が事故を呼ぶ危険な現場なのです。消防と警察に通報しましょう。
要救助者が閉じ込められていたり、挟...
No.397 山岳レスキュー
私達の身近で起こりうる山岳レスキューは、日帰りの山登りのレベルでの遭難・転落・滑落・急病などの事故がほとんどです。
登山道や遊歩道が整備された身近な山ほど、人が気軽に行くことができるからです。身近な山だからと甘くみたら、4コマ...
No.398 溺水レスキュー
川で人が溺れているという内容で水難救助出動、隊員は救命胴衣を着装、浮き輪とロープを準備。現場到着、ロープを付けた隊員が浮き輪を持って川へ 飛び込み要救助者を確保、陸上隊員がロープを引き寄せ救助完了。
しかし、現実は違います。レ...
No.399 酸素欠乏レスキュー
身近で起こりうる事故で、酸素欠乏事故ほど恐怖を感じるものはありません。
救助に向かう隊員は、呼吸保護のため空気呼吸器などを着装し、危険の中へ突入して行くのです。しかも、活動時間も限られる中、目に見えない恐怖に打ち勝たないと、要...
No.400 車内からの脱出
交通事故や火災・水没などで命に危険が迫まっている場合で、ドアが開放しない場合はガラスを破壊し、一刻も早く脱出しなければなりません。
しかし、子どもの閉じ込めや車内放置の場合は、緊急性が有るか無いかを判断して、破壊行為を行うか行...
No.401 上階からの脱出
まずは、4コマのような脱出方法をとる前に、もっと安全な方法で脱出することを考えましょう。日頃から2方向避難を意識しておけば、無事に地上へ脱出できる確率が倍になります。
アパートやマンションなどの集合住宅なら、ベランダの仕切り板...
No.402 転落防止
家庭内で転落の可能性がある場所として、2階以上ののベランダ・階段・屋根の上の作業中・庭の木に登って選定作業中・はしごや脚立を使用した作業中など、これらの転落事故は、重症を負う可能性あります。
首や頭・腰など打ち所が悪ければ、頸...
No.403 飛び出し注意
通学路などで見かける看板で、「飛び出し坊や」がいます。児童の飛び出しによる交通事故を防止するのが目的で、各地で活躍しています。
運転手への注意喚起のため、雨の日も風の日も24時間働いています。中には、横断歩道の旗入れを兼ねるな...
No.404 ロープの結び方
ロープの結び方を「分類」すると、ロープとロープを繋ぐ「結合」、ロープの端末や途中に結びを作る「結節」、ものにロープを結び付ける「結着」があり、ロープを人に結び付けることを「身体縛着」と言います。
消防業界では、結びのことを「結...
No.405 結びの基本
ロープの結び方はいろいろ有りますが、知っていても実際にできなければ役に立ちません。
失敗する典型的なパターンは、形だけを手の動きで覚えることで、自分ができると錯覚していることです。これは、身体で覚えろという、教え方の典型的な間...
No.406 結びは便利
4コマは消防現場での結びを紹介していますが、外にも危険なところに一般の人が入らないように、警戒区域を設定するためにロープを張って立入禁止を知らせたり、煙の中や暗くて見えない場所では、ロープを引っ張ることで合図を送り、意思の疎通を図っ...
No.407 要救助者の結び方
要救助者を結ぶには、「身体結着」をします。救助隊であれば要救助者用「縛帯」や「ハーネス」などの、専門の器具を使用します。
次に使用できそうなものは、墜落防止用器具(全身ハーネス)や安全ベルト等の高所作業用の器具です。一般の皆さ...
No.408 ロープ1本で降下
一般の人は、高低差のある場所で活動吸うときに、どの程度の傾斜でどの程度の活動ができるのか、全く予想がつかないと思います。
このような状態で、いきなり高い所から降下することは非常に危険です。最悪、降下した救助者が事故を起こし、ス...
No.409 ロープ1本で直引きレスキュー
4コマは、「縦のレスキュー」の事例です。高低差があるため、上と下の連携が重要なポイントになります。
消防隊であれば無線機やトランシーバーなどを使用しますが、一般の人なら、大声で知らせる・身振り手振りで知らせる・笛や音で知らせる...
No.410 ロープ1本で対岸レスキュー
この救助方法は、災害の規模にもよりますが、非常に困難な活動の一つと言えます。
自然を相手にレスキュー活動を行うのですから、自然の驚異と人間の非力さを、思い知らされることになります。災害の規模が大きい場合は、レスキュー隊に任せま...
No.411 倍カでロープレスキュー
このレスキューは、「滑車の原理」を使って救助する方法です。
理論上では3倍カにすると、使うカは3分の1になるのですが、実際には、ロープや滑車の抵抗が+されて3倍の力を発揮することは不可能です。引く距離も3倍になってしまいます。...
No.412 恋愛レスキュー
レスキューの目的は、人命の救助です。しかし、4コマのような事例もまれにあります。人を助けるという点では同じことです。
学生が別れ話に困っています。「恋愛災害」からレスキューすることも、事故や火災からレスキューすることと基本は同...
No.413 町中危険探索
人それぞれ、危険に対する認識や捉え方は違うと思いますが、客観的に見て判断することが大切だと思います。
4コマのような事例はハード面での物理的な危険ばかりを取り上げていますが、近所に怪しい人がいるとか、危険なことをしている人がい...
No.414 でまに惑わされるな
災害現場のような、非常事態に現れて、でまを流し現場を混乱させ、いつの間にかいなくなる。妖怪がいます。この妖怪を私達は、「でまババア」と呼んでいます。
災害現場で消防士が必死に活動をしていると、いつの間にかどこからか現れて、気が...
No.415 その他のレスキュー事例1
このような事故は、どのような原因で起こったか想像できますか?
1コマ目は、子どもが柵の間に身体から入ってしまったために起こった事故です。2コマ目は、子どもが2人乗りをしていて、後ろに乗っていた子どもの足が、自転車のパイプと車輪...
No.416 その他のレスキュー事例2
1コマ目の子どもに、なんでこうなったの?と聞いたら「穴があったから」と言う答えが返ってきました。このように、好奇心から起こるレスキューを「理由なきレスキュー」と呼んでいます。
2コマ目のおばさんは、パニックに陥り過呼吸になりか...
No.417 その他のレスキュー事例3
問題です、4コマのようなレスキューでは、どのような技術が必要でしょうか?
全てのレスキューに共通することですが、特に1、3、4コマ目のロープレスキューでは、この技術がないと二次災害につながる恐れがあります。
この技術は目...
No.418 身近なサバイバルの効果
身近なサバイバルで学ぶことで、「生きる」ということは、大切で大変なことで、素晴らしいことだと再認識していただけたのなら、まずは、この本から卒業です。
実際には、この本の内容が本当に役に立つかどうかは、あなたしだいですが、役に立...