1991年(平成3年)3月14日、広島県広島市安佐南区で工事中の橋桁(60トン)が10m下へ落下、信号待ちで停車していた車11台が下敷きになり、作業員5人と車に乗っていた9人が死亡、9人が重軽傷を負った。
事故原因は、橋桁設置作業を間違えたため、橋桁がバランスを崩し落下したもので、事故直前には作業員が「ジャッキが異常に重たい」と言っていたが見逃されていました。作業員は初心者や未経験者ばかりで、工事責任者も現場にいなかったのです。
橋桁の下敷きになった車の中には、高さ50cmくらいに押しつぶされたものもあり、火災が発生し炎に包まれたものもあった。2時間後にようやくクレーンによって橋桁が取り除かれたが、全員が即死の状態だった。