交通事故などにおける全身観察の手順は、見て・聴いて・触って・迅速に行うことです。
観察の順番は、意識の確認はもちろんのこと、頭から足の先までを、身体全体をくまなくチェックして行きます。具体的には、頭→顔→首→胸→腹→骨盤→太もも→足→手→背中の順番に観察して行きます。
黙って観察するのではなく、傷病者に対して声かけをしながら観察を行います。例えば、「胸を触りますよ、痛かったら言ってください」などと、傷病者に何をするのかを伝えながらチエックしていきましょう。強く触ると激痛を感じることがあるので、優しく触りましょう。