呼吸をすると、空気中のウイルス・細菌・ホコリ・などの異物が、鼻や口から吸い込まれます。たんは体内に入ってきた異物が、身体に害を及ぼすのを防ぐために、排出されるのです。
たんの出る原因の多くは、感染症によるもので、たんに色が付いている場合は、細菌感染の疑いがあります。黄色や鉄のサビ色のたんは、急性の感染症かもしれません。
数ヶ月以上にわたって緑色のたんがでる場合は、慢性的な呼吸器感染症かもしれません。血たんが出る場合は、肺がんの恐れがあります。3週間以上にわたって咳やたんが止らない場合は、呼吸器科を受診しましょう。