No.607 過去の災害を知ろう 平成16年有珠山噴火

2000年(平成16年)3月31日13時10分、有珠山が水蒸気爆発をおこしました。噴火の規模は比較的小さかったにもかかわらず、住民の生活圏に近かったことと噴火に伴う地殻変動が顕著であったため、住民の避難生活を長期化させ、噴石や泥流・地殻変動などにより電気・ガス・ 水道などのインフラや主要施設などをはじめ、周辺市町村に大きな被害 を及ぼしました。

この噴火では、15815人が避難の対象となりましたが、噴火直前に 「ハザードマップ」に基づく迅速な避難が行われたことで、1人の犠牲者も出すことがありませんでした。適切なハザードマップが作成され、十分に活用されれば減災に有効であることが証明された事例なのです。

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