No.166 気道熱傷

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鼻から喉を通って肺までの空気の通り道を、「気道」と言います。

気道熱傷とは、火災などで高温になった空気を吸い込むことで起こる、熱による気道粘膜の損傷です。

粘膜が損傷すると腫れてくるため、気道が狭くなったり閉塞してしまって、呼吸ができなくなり、数分で死んでしまいます。人工呼吸をしても、気道が閉塞していれば呼気を肺まで送ることができません。

救急救命士や医師の手で、医療機具による気道の確保をしないと、人工呼吸は効果を発揮できません、気道閉塞の疑いがあれば、ちゅうちょすることなく救急車を呼んでください。

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