頭痛の9割が緊急性の低いもので、緊急な治療を必要としないものですが、残りの1割に見逃すことができない、危険な頭痛が含まれています。
1コマ目のくも膜下出血は代表的なもので、脳の血管にできた脳動脈瘤と言う袋が破れ、くも膜下腔に大量の血液が急速に出血し、脳を圧迫する危険な病気です。
くも膜下腔とは、脳とくも膜の間で脳脊髄液で満たされた場所です。脳静脈瘤は、血管の分かれ目にできやすく、特に、30~40歳の女性に多く、遺伝的な発症率は3倍高くなりなす。
死亡・重い後遺症・社会復帰の割合は、それぞれ3分の1と言われています。