2018年(平成30年)6月28日から7月8日にかけて、台風と前線の影響を受けて西日本を中心に広範囲かつ長期的な記録的大雨が降りました。期間降水量が1800mmを超えるところもあり、大雨警報が発表され各地で同時多発的に河川の氾濫による浸水や土砂崩れなどが発生し、 住家損壊及び浸水被害約50000棟、死者及び行方不明者245人という、平成以降の風水害としては最悪の人的被害となりました。
救助活動では、支援窓口と災害現場とのパイプ役を果たす「リエゾン」 という言葉が使われました。また、土砂を突き刺し埋没した要救助者の捜索をするため、ゾンデ棒の代わりに急きょ園芸用の棒を代用するなどの工夫がありました。