2021年(元和3年)7月3日、静岡県熱海市伊豆山地区の逢初川で大規模な土石流が発生、死者26人、行方不明者1人、負傷者28人、住宅1 31棟が被害を受けた。
原因は、大雨による山の谷間にできた盛り土に大量の雨水が溜り、地盤が緩み崩壊し土石流となったもので、小規模な土石流を含めて10回以上 繰り返し発生しました。
盛り土ついては、通常あるべき排水設備や土砂の流出を防ぐえん堤が設置されておらず、盛り土の中に廃棄物が混ざり、不適切な工法だったのです。元々水が溜りやすく土砂災害が起りやすい場所に、なぜ盛り土を造ったのか、届け出を受付けたのか、業者と行政の不作為による人災なのです。