No.623 過去の災害を知ろう 北陸トンネル列車火災

1972年(昭和47年)11月6日、福島県敦賀市の北陸トンネルで列車火災が発生、乗客761人のうち30人が死亡、714人が負傷した。

火災の原因は、電気暖房装置のショートとされ、基準違反の配線と配線の緩みがあったことが判明した。

多くの犠牲者を出した背景には、火災対策の不備があった。トンネルの火災時の対策について消防署から国鉄に対し、列車に救命補助具や呼吸器を備えることの申し入れがあったが聞き入れなかった。

また、火災発生時にトンネル内で停車したことが被害の拡大につながったことから、以後トンネル内での列車火災では、トンネルを出て停車するようになった。

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