No.515 土砂災害と土壌

土砂災害を引き起こす土質として、よく知られているのが「マサ土」です。マサ土は花こう岩が風化したもので、粒が細かく雨水で簡単に浸食を受けるため、大雨が降ると大規模な土砂災害を起こしやすいのです。

また、砂分が多く水によって遠くまで運ばれるため、溜った土砂の排除に労力を要します。

マサ土のように土砂災害を起こしやすい土壌を「特殊土壌」といい、他にシラス・ボラ・こら・赤ホヤ・ヨナ・富士マサの計7種類があり、その地域は「特殊土壌地帯」に指定されています。

特殊土壌地帯は、静岡県北部・中国・四国・九州地方に集中しており、台風や豪雨で土砂災害が起こりやすくなっています。

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