No.159 挫滅症候群の症状

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鉄筋コンクリート造4階建てビルの解体作業中、破壊したコンクリート片が落下し作業員が下敷きになった。

幸いにも負傷者は右下肢の挟まれのみで、意識状態は正常であった。救出に時間を要すると判断したレスキュー隊長は、ドクターカーを要請した。

到着した医師の診断により、挫滅症候群を想定し負傷部位の心臓に近い部分を止血帯で緊迫し、コンクリート片を持ち上げた際に発生する高カリウム血症の防止を実施。負傷者は、空気式救助マットにより無事に救出された。

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