No.498 大災害は人を成長させる

東日本大震災から2年が経過したある日、消防職員・団員など消防関係の親睦を深めるための、全国消防綱引き大会のレセプションの席で、岩手県から参加したチームのメンバーの話しを聞くことができました。

彼の話が始まると、和気あいあいだった会場が一転、真剣な仕事モードに変わりました。 職業柄当然の成り行きだと思いますが、彼の話しは、体験した者の真実の重みが伝わってきました。目頭が熱くなり鳥肌が立つのが分かりました。

話した彼は、20歳でした。彼の話が50歳の消防士の心を揺さぶったのです。 たった1回の体験が30年分の説得力を持つのだと感じました。

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