No.374 バックドラフト

382

気密性の高い倉庫や船舶などで火災が発生すると、時間の経過とともに燃焼が進み酸素が少なくなり、可燃物がいくらあっても燃えることができなくなり、炎が小さくなって行きます。火災が死んだふりをするのです。

この状態でドアなどの開口部を一気に開けると、大量の酸素が供給され、爆発的な燃焼を起こし、急激に燃焼拡大をするのです。

避難するときは、ドアを閉めて火災の延焼を防ぐことを推奨していますが、そのドアを消防隊が開けて、人命救助や消火活動のために室内へ突入するときが、危険な瞬間なのです。

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました