No.616 過去の災害を知ろう 地下鉄サリン事件

1995年(平成7年)3月20日、帝都高速度交通営団(現在の東京 メトロ)で運転中の地下鉄車両内で、神経ガスのサリンが散布され、乗客乗員、救助に従事した人13人が死亡、約650人が負傷する大惨事が起りました。霞ヶ関駅は大パニックになりました。

平時の大都市において無差別に化学兵器が使用され、世界的にも類 のないテロリズムでした。事件を起こしたのは宗教団体オウム真理教で、国家転覆を目論んだ犯行だったのです。サリンは、有機リン化合物で神経ガスの一種で、暴露すると様々な症状を発症し、少量の暴露でも死に至り、助かっても、今もなお後遺症に苦しむ被害者がいるのです。

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