1982年(昭和57年)2月8日、東京都千代田区永田町のホテルニュージャパンで火災が発生し、死者33人を出した。
原因については、宿泊客の寝たばこの不始末でしたが、ホテル経営者の利益優先主義から、ずさんな防火管理により被害が拡大した。
利益第一主義、防災に関する無関心、消防設備が維持管理されていなかった、ホテル設備の故意による停止、内部の複雑な構造による避難障害、従業員の削減と経営者の横暴、防火教育不足と初動対応の不手際、客室内の防火対策の不備、ずさんな防火管理と偽造工作という、安全・安心を完全に無視した最悪の人災だったのです。この火災により消防法施行令が改正され、「適マーク」制度が導入されました。